筆者がよく聞かれることとして、英語や他の言語を学ぶために海外留学した方がいいか、それとも国内で勉強する方がいいかというトピックがあります。結論から言うと、各々で、そして目的や目標によって違います。
今記事では国内での勉強に絞って書いていきたいと思います。
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大前提として書いておきますが、「国内にいても有名なこの本とこの講師についてるから大丈夫」とか「海外に留学したから勝手に英語がすげー上達した」なんて甘い話はありません。
良い教材・良い講師に出会っても、ご自身のモチベーション管理が出来ない方は上達しませんし、海外に行って自動的に英語能力が上がるなんて夢物語です。教材・素材も、講師も、ロケーションも。全てツールでしかないですから。ツールを活用してご自身の英語力の今を知り、課題を掲げ、クリアしていく術を見つけていく。全ては自分次第。これは忘れないでください。英語の勉強に限りませんけどね。
そして、英語もツールの一つにすぎません。ツールの使い方を違うツールを利用して学ぶということ。そして、そのツールを今度は自分がどう活用するのか、ということをぼんやりとでもいいので描きつつ学習して頂ければいいかな、と思います。
好きな時に勉強できる【メリット】

大多数の方が学校に行きつつ、あるいは仕事をしつつ、空き時間に英語を学習するというパターンかと思われます。ある方は英会話教室に通ったり、また、ある方はオンラインのチューターに習ったり、ネットに数多くある無料の教材でご自分で学ばれているという方もいらっしゃるでしょう。勿論、日本に来ている外国人の知り合いを作る方も。
2010年代になって、英語を学びたいと思った際にオンラインで楽にその手段を探せるようになりました。言語交換もオンラインですぐ出来ますしね。そんな便利な世の中ですから、ご自身のやる気さえあれば、ある程度のレベルまではオンラインで無料の教材や機会、アプリで出来るんです。わざわざ留学というお金も時間もかかることをしなくてもね。
時間が大いに有効活用出来るというのは、実は時間との戦いでもある留学にはないメリットですね。余裕があって初めて学習のスペースが出来ますし。
お金が節約できる【メリット】

留学するとなると、相応の資金が必要です。いくらワーホリでバイトしながら学習するといっても、ワーホリで出来る仕事は現地の最低賃金のものしかないというのが現状。とてもじゃないけど、住宅費や学費をそれで賄うなんて無理です。留学のための貯金もある程度必要です。
それに比べると、日本できっちりモチベーション管理して学習する方がお金の有効活用であるともいえます。
Youtubeに日本語 <=> 英語のチャンネルが数多くある【メリット】

日本に働きに来ている或いは日本に語学留学をしている外国人の方のチャンネルはめちゃくちゃ増えました。旅行者としてではなく、ある程度の期間定住して発信されている方です。
そういう方のチャンネルは大体が英語と日本語両方で配信されていますので、身近に英語と文化の違いに触れる機会が出来ますね。こういう動画は教科書や教材ではない本当のネイティブの生活で使っている英語ですので、日本にいながら擬似的に外国の方の視点が体験できるという点でもとてもいい素材だと思います。
初歩的なものだと、例えば「英会話」で検索してみるとすんごい数の動画がヒットするし、「英語 会話 フレーズ」でも然り。モチベーションさえあれば、大げさではなくオンラインのツールだけでだいぶ上達しますよ。
オンライン講師の質はピンキリ【デメリット?】

有料のオンライン英会話も2010年代になって本当に増えました。興味のある方は、どこもお手軽にトライアルが受けられるので、ご自身にあったサイトやチューターを見つけられるといいでしょう。
ただ、オンラインで講師をされている方は、過去に外国人に英語を教えた経験は多いものの、高レベルな講師資格を持ってらっしゃる方は少ないです。いわゆる教えるプロは少ない。
誤解して頂きたくないんですが、それが良いか悪いかという話ではないんです。
例えば、チューターととてもウマが合う場合は、資格云々は抜きに学習曲線はいい感じに上がるでしょう。人付き合いがすごく上手くて、いつもにこやかに教えてくれる講師の方もいらっしゃいます。人気講師の中には、レベルの高い講師資格を持っておられる方もいらっしゃいます。
筆者は、実際に教えるプロとそうでないオンラインチューターの両方からレッスンを受けましたが、教えるプロというのは、こちらが学習したことを長く覚えていられるコツを知っていますし、学習曲線の上げ方がうまいです。自然にモチベーションを上げてくれます。ただ「がんばって」と言うだけじゃなく。ポテンシャルの引き出し方がとても柔軟なんですね。「がんばれ」とは口に一切出さずに知らず知らずに上がっていたといいますか。
これからオンライン英会話を受けようとしている方も、既に受けている方も、その点は知っておいて頂ければと。
自分の英語レベルが正確に分からない【デメリット】

例えば、日本で英検1級を持っていたり、TOEICで高得点を取っていても、全くしゃべれない方も多いように、日常生活で英語を使う必要がない日本では、勉強や仕事外で英語を使う必要がありません。なので、自分の英語力だとこの場面ではOKだけど、他のこの場面だとイマイチだなぁ、という判断が正確に出来ない。自分の生活のうち、どこの部分に英語が必要なのかという点を見つけるのは、日本にいるとなかなか難しいと思います。身近な目標といいますか。
特に一人で学習している場合は、自分の得意な部分だけを伸ばす傾向が強いですし、苦手な部分や苦手な分野のボキャブラリーや表現はついつい後回しにしがちですね。学習といってもYoutubeチャンネルや教材などのインプットばかりで満足するということも多いかと思います。圧倒的にアウトプットが少ないんですね。
筆者も、音楽の仕事上のやり取りはまあ良かったけど、日常会話で使う踏み込んだスラングはからっきしでした。自分ではそこそこかと思っていたけど、思わぬ部分が抜けているというか。こういうのは海外で実際に生活する機会や、先生や友人など、話す相手がいないと分からなかったです。
そうそう。思い出した。
日本語の例えではありますが、「まったり」という表現。これ、日本人は当たり前に使いますが、外国人で使っている方はそんなに多くないんですね。日常のスラングってこういう表現なんです。さっき使った「馬が合う」もそうですね。こういう表現を使うほうが自然だし日本語っぽいでしょ。英語も同じこと。日常で使うカジュアルな表現って、間違いなく義務教育ではやらないし、外国語大学でも少しだけしかやらないですから。
まとめ
他の英語関係の記事でも、冒頭でも書いていますが、国内と海外での勉強のどちらがいいとか、どういう学習方法がいいという事ではなく、英語を使って何がしたいか、何をするつもりかということが大事だと思います。その指標があって初めてご自身に合った習得方法が見え始めてきます。

言語はあくまでツール。ツールが使えるというのはある種当たり前のことですよね。それが出来るからいい仕事に就けるというわけではないことを前提として知っておいてください。
趣味で学ぶにしても、ツールとしてがっちり自分のものにするとしても、ご自身の特性・特徴にあった方法で学習していけば、必ずステップアップできるでしょう。
t_tanaka
音楽家 / 編曲家 / Twitchストリーマー / フライトシマー。2001年よりプロの演奏家として関西を中心に活動。2008年より関東に本拠を移し、インターネットを使ったリモートでの音楽制作チームを結成し、以降は編曲家とチームマネジメントに特化した活動を続ける。







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