昨年末からバタバタとしているうちに、もう今年のWRC緒戦、モンテカルロがスタートした。
毎年楽しみにしているWRCだけど、今年はちょっと様子が違う。
マニュファクチャラーの数がかなり少ない。
いや、マニュファクチャラー2というカテゴリーを含めれば、例年と同じくらいのエントリー数だが、
正式なワークスとして参戦しているメーカーがスバルとフォードくらい。
これが意味するのは、WRCに参加するチームの資金難であろう。
ただでさえモータースポーツは金がかかる。
もともと、現在行われているWRカーカテゴリーというのは、
規則が厳しいグループAレギュレーションを緩和して、
少しでも参加できるマニュファクチャラーを増やそうというカテゴリーだったのだが、
レギュレーションの拡大解釈が飛躍し、
ここ数年、アクティブディファレンシャルや可変アクティブサスペンションをはじめ、
様々な電子制御技術をメーカー同士がしのぎを削るようになり、
開発資金は年々増加の一途を辿っていた。
FIAは今年、コスト削減を狙ってレギュレーションを大幅に変更。
今年のマシンにはディファレンシャルはセンターデフのみアクティブ可、
アクティブサスやアクティブダンパーは使用不可という、ある意味クラシックなマシンに戻そうというレギュなのだが、
この急な変更がメーカーを困惑させてしまったのかもしれない。
それが原因か否かは分からないが、昨年末、WRCへの参戦を断念したメーカーは多い。
シュコダ、プジョー、次期WRカーの開発のための休止のシトロエン、
そしてあまりに急な発表だった三菱。
そのあおりを受けて、今年はチャンピオンナンバーをつけるローブが、
プライベートチームからのエントリーになったのだ。
昨年末、この急激なマニュファクチャラーの減少に危機感を募らせてか、FIAは先述したマニュファクチャラー2というカテゴリーを新設した。
簡単に言えば、プライベートチームもマニュファクチャラーポイントを獲得できるという制度だ。
今年は、モンテカルロに集結したマシンのなかに、純粋なワークスカラーのマシンは極端に少ない。
せっかくメーカーの威信を賭けて戦うWRCなのに、この事態に違和感を感じざるを得ない。
はたしてどうなることやら。


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t_tanaka

音楽家 / 編曲家 / Twitchストリーマー / フライトシマー。2001年よりプロの演奏家として関西を中心に活動。2008年より関東に本拠を移し、インターネットを使ったリモートでの音楽制作チームを結成し、以降は編曲家とチームマネジメントに特化した活動を続ける。

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