月額定額制の音楽サービスって利用してるミュージシャンが少ない印象がある。
リスナーさんの中にはCDや音源を買う時の体験や経緯を重視している方も多いだろうし、コレクションを大切になさる方は多い。一方でこういったサービスは、音楽やる側が引っ張っていかないと浸透しない。昨年AdeleやTaylor Swiftも月額定額制では新作は配信しないって言ったのをきっかけに、著名な方も定額制への掲載を二の足踏んでるところもある。どうしても未だ利益確保は難しい部分もあるし、権利関係の整備もはっきり言って不十分。この手のサービス自体は2010年頃からあるけど、今になってようやく大手が参入し始めた所だし、これから色々整備されていけばいいな。現状の月額定額制の音楽サービスは、iTunes Store等のダウンロード販売の形態が出てきてすぐの感じにとても良く似てる。その辺りの意見はアルバム”home”のライナーノートあとがきで触れていますが、基本的に考えは変わっていません。
ですので、僕は定額制音楽サービスや映像サービスの普及には大賛成です。2年ほど前に音楽CDの記事で書いた時と同じ意見ではありますが、それによって文化が変わることはないです。選択肢が増えるだけ。
僕自身、2012年にカナダにいた時からRdioというサービスで使い始めて以来、月額定額制の音楽配信サービスは自分にとって無くてはならないサービスの一つです。何より絶対自分では買わないであろうジャンルやアーティストの音楽にめちゃくちゃ手軽に触れられる。作品作りや編曲のディレクションをする時にも重宝してます。既に持ってる音源の補完も出来る。音質はそこそこだけど、それ以上にライブラリとして充実してる。以前使ってたRdioに比べるとGoogle Play MusicやApple Musicは曲数や使い勝手で発展途上だなぁと感じるけど、サービスとして便利です。
ああ、この人達応援したい!ってなったらiTunes Storeで買ったりCDの盤を買えばいい。ライブに行けばいい。シンプルなことです。
ちなみに僕のアルバム”home”も各種定額サービスで配信されています。
少しずつでもいいから広まるといいなぁ。
【2016-02-06 初版】
【2016-02-15 数カ所の表現を調整。アルバムページヘのリンク追加。】
【2016-02-23 数カ所追記】
t_tanaka
音楽家 / 編曲家 / Twitchストリーマー / フライトシマー。2001年よりプロの演奏家として関西を中心に活動。2008年より関東に本拠を移し、インターネットを使ったリモートでの音楽制作チームを結成し、以降は編曲家とチームマネジメントに特化した活動を続ける。







