気付けばずいぶん前になるけど、あるミュージシャンとご一緒した。非常に力強いソウルをお持ちのとてもいい方で。いつもとても一生懸命でこちらもパワーをもらった。

でも、同時にそこまで自分を追い込まなくてもいいし、師匠と呼ばれる方の考えに忠実すぎてもどうかな、とも思った。だってやるのは自分なんだし、最終的に自分の骨格を組み立てるのは自分でしかない。実はその方法の幾つかが自分に合ってないということもある。

とはいえ、一生懸命というのはなかなか出来ることではない。

そんな一生懸命に頑張ってこられた方が、ふと力を抜いて初めて外に伝わるメッセージって意外に多いとも思う。力を抜くからこそというか。もっと言えば、必要以上にウンウン唸りながら力を入れすぎてしまうと大事なことが伝わらない。車で内気循環させすぎて窓が常に曇ってる状態。だからとりあえず窓開けようってね。

力を抜くってことを手を抜くことと勘違いされている方もいらっしゃるが、それは全然違う。勘違いされてる方も多いけどね。力を抜いた状態は自分にも相手にもスペースを作ることができて、初めてそこで色んなことができると思う。

願わくば、その方も他の方もいい方向にいきますように。

【2016-03-20一部修正】

記事を気に入って頂けた方は、上にあるいいねボタンを押して頂けると嬉しいです。プロフィール:レコーディングディレクター、作編曲家、トラックメーカーのかたわら、レースシミュレーター・フライトシミュレーターのWeb管理、日英翻訳、フライトシミュレーター実況配信をやっています。滋賀出身千葉在住。WindowsとStudioOne使い / Spotify他各音楽配信サービスでアルバム、シングル配信中です。僕のセレクトしたプレイリストも随時更新中してます。 => Tetsuya Tanaka on Spotify