前記事でもお知らせ致しました通り、コミックマーケット82にて頒布致します磯PさんのカバーDVD「る~む」に「キンクマブルース」で参加させて頂きました。そして主催の零さんによりついにクロスフェードも完成したとのことで、そちらもご覧になりながら下記の記事をお読み頂ければ幸いです。
というわけで、今回から数回に分けて「キンクマブルース」のレコーディング秘話的なものを書いていこうと思っております。既に前の記事で概要は触れてますが、アレンジするうえでのテーマは”国とか人種とかこの世とかあの世の垣根を超えたドリームブルースセッション”にしました。ぶっちゃけ僕一人で全楽器やってるんですけどwでも一緒にやりそうでやらないミュージシャンの組み合わせなどをニヤニヤしながら頭の中で考えていくのはとても楽しかったですwもちろん各ミュージシャンになりきるのもw
実はこの企画のお話はもうだいぶ前に頂いていて、その時に7割くらいデータはレコーディングしてあって、残り3割は実際にこの企画が形になってから全体を引き締めたという感じです。
それではまずリズム隊について触れて行きましょう。
モチーフにしたドラマーは実は二人います。どちらもNYのファーストコールドラマー。基本となるグルーヴを叩いているのはア○○ン・○ィグさんで、ブレイク後とかのきっかけは○ティー○・ガ○○さんっぽい感じです。なんのこっちゃwまあでも二人をうまーく混ぜ合わせるとこういうドラマーになるのかなーともとれますね。
このイーストコーストのミュージシャン達に絡むベースは誰をモチーフにしたわけでもなく僕自身です。とりわけ自分はアメリカのウェストコーストの音楽に影響を受けているので、いいミックスになったかなと自負しております。
そしてオルガンは今は亡き素敵な笑顔のビ○ー・プレ○トンさんにお願いしましたw
特に要所要所の出処はどこから来てるか分かりやすいと思いますw
そしてギタリストは3人をモチーフにしてます。
一番音量を大きめに振ってるパートは、知ってる人は知っている若干動きが気持ち悪い愛すべきセッションギタリスト、アンディなんとかロウさん。気持ち悪いとか言いながら一番音が大きいのはその人のプレイが好きだからですw
もう一人はその気持ち悪いおっちゃんと長年一緒にやってきた超有名ギタリストなんちゃら○○プト○。案外控えめに振ってます。中間のソロを弾いてるのはこの人ですね。
残る一人は今やブルースといえばこの人とも言えるいかついベテランギタリストバ○ィ・ガ○さん。イントロとエンディングのソロをお願いしました。それ以外はほぼ弾いてませんw泣く子も黙るあの方ですからそのくらいは許されるのですw
といった夢のジャム in my headをそのまま形にするという、なかなか普段やらないことを敢えてやりました。こういういい意味での本気の遊びってめちゃめちゃ好きで、お仕事として音楽に触れる前はよくやってた事でしたが、最近は結構ご無沙汰していましたのでこれもいい機会でしたね。
そして音の面で忘れてはならないのが、素材の良さを120%引き出して下さったdef house studioの芦沢英志さん。ミックスとマスタリングをして頂きました。芦沢さんもソーシャルメディアを通じて知り合った方。超速くていい仕事っぷりは毎回脱帽です。この企画の主催零さんがこの度チャンスをくださり、ご一緒する機会を与えて頂き光栄でした。納得の仕上がり!
というわけで、完成品を頒布出来る夏コミがますます楽しみになってきました。磯Pさんもボーナストラックであんなお話や(/ω\)イヤンなお話まで披露されているらしいのでそちらも楽しみですw
次回はもう少し踏み込んだマニアックなお話を書いていこうと思います。
Tetsuya Tanaka
記事を気に入って頂けた方は、上にあるいいねボタンを押して頂けると嬉しいです。プロフィール:レコーディングディレクター、作編曲家、トラックメーカーのかたわら、レースシミュレーター・フライトシミュレーターのWeb管理、日英翻訳、フライトシミュレーター実況配信をやっています。滋賀出身千葉在住。WindowsとStudioOne使い / Spotify他各音楽配信サービスでアルバム、シングル配信中です。僕のセレクトしたプレイリストも随時更新中してます。 => Tetsuya Tanaka on Spotify
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