サイトのメンテナンスやら、工事をすると、過去の記事や過去のページに否が応でも対峙することになる。
tsute2.com内には、これを書いてる初版時点で、25年分の文章がある。
今日のように、SNSが大きく台頭して、そのスペースに文章を書く、あるいは、短文で都度完結するというテンプレートがなかった時期からの記録だ。
だからかも知れないけど、SNSだけに文章を載せるという気になれないんだ。
SNSは、いつかサービスが終わったり、はたまた書いた文章の権利が運営会社のものになったりする。そして、その運営会社がまるまる変わるなんてこともある。なので、こういう自分だけのスペースは必要なのだ。
いつになってもそうなんだけど、不思議と昔の文章を消そうという気にはならない。
どんなアホなことを書こうが、その時に起こったことや、その時にふと感じたことのかけらが必ずそこにある。長く時間が経って見返した時、自分でも忘れてた思い出を思い出すきっかけになったりもする。
これは、SNSでは出来ない。
特に、文章主体のSNSでは、その時その時の空気感がすべてで、記録をたどるというところには至らないシステムになっている。これをされると、運営側が見てほしいタイミングで広告を見せられないから。
20数年前から変わらないことがある。
書き言葉において、ネットスラング / ネットのはやり言葉を使うのがそこまで好きではないということ。
ネットスラングは水物だ。消えゆくのも早い。端的に言うと、すぐ消えるような表現で後に残る文章は書きたくない、と、書いているその時に思うのだ。それこそ、どんなアホなことですらそう。
そんなことを思いながら、不定期にここに文章を書き溜めていたら、25年が経っていた。
ある程度物事を長く続けていると、始めた当初は気づかなかったことに気づき始めたり、ぼんやりとしていたものに徐々に焦点が合っていくことがある。
今まで色んなことに興味をもって、いくつかは今も続けてる。続いているといったほうが正しい。自然と続いてるんだ。
始めた頃は、その時その時が大事で、まあ自然とフェードアウトするかもね、とも思っていた。それこそSNSみたいな感じで。もっと言うと、この場所を思い出スペースにしようとか考えもしなかった。
それが25年。
気づけば、色んな思い出がここにある。良いことも嫌なこともここにある。
昔ほど赤裸々には書かないけど、転機にはここに何かしらを残すだろう。それで十分だと思う。
ここは、僕の思い出スペースだから。
これからもマイペースに他愛もないことを書き続けるんだろう。
t_tanaka
音楽家 / 編曲家 / Twitchストリーマー / フライトシマー。2001年よりプロの演奏家として関西を中心に活動。2008年より関東に本拠を移し、インターネットを使ったリモートでの音楽制作チームを結成し、以降は編曲家とチームマネジメントに特化した活動を続ける。









