ブルース・ブラザース
こりゃーもう音楽やってる人には必須でしょう。なんなんでしょう。このバカさ加減(笑)。たまりません。あ、これでええんや~!って何回思わされたか。そんなわけで合計約24回見ているワタクシですが(笑)。
言うまでもなく、主演の二人は、かの有名な「サタデー・ナイト・ライヴ」出身のコメディアン。ダン・エイクロイド(細い方ね)のブルース狂が興じ、相棒の天才肌コメディアン、ジョン・ベルーシに「お前、これ聴け!」と半ば強引に(笑)薦めたのがブルブラ結成のきっかけであったとかなかったとか。ちなみに「サタデー・ナイト・ライヴ」を時代を追って見ると、どうやら”King Bee”でジョン・ベルーシがメインを張っているライヴがあるので、きっかけ的にはそれなのかなぁ、とも思ったりしますが。
まあ、それはさておき、肝心の内容ですよ。
内容はないよ~。
どうですか?梅雨のジメジメしたこの季節、なかなか涼めたのではないでしょうか。
強いて言えば、ブルース・ブラザーズを再結成しようとしてしっちゃかめっちゃかになる映画??
ただ、ブラックミュージックが好きで好きでたまらんねん!!!という部分が全面に押し出されてます。まずブルブラの育ての親役にキャブ・キャロウェイ(!)、でもって楽器屋のオヤジがレイ・チャールズだったり、ソウルフード食堂のおかみさんがアレサ・フランクリンだったり、牧師がジェームス・ブラウンだったり(個人的にこの場面の最初が一番笑ったw)ふとその辺でジョン・リー・フッカーが演奏してたり・・・あ~マジでダン・エイクロイドはブラックミュージックが好きなんだなぁ。でもってそれにまんまと洗脳された僕ですが(笑)。BGMもメチャメチャ濃くてよろし。
もうちょっとつっこんでみると、ブルース・ブラザーズってご存知の通り白人なんですね。映画が封切られた当時、これに懐疑的な黒人もいたことは確かです。「肌の白いおまいらにオレらの音楽なんかできるかボケ!」的な。でもアメリカの良き音楽を忘れかけてた80年代の音楽シーンに見事にブルースの風を吹き込んだのは紛れもなくブルース・ブラザーズ。今では揺るぎようのない評価となっています。
あと、ブルブラの二人もメチャメチャいいですが、バックの面子が恐ろしい。まずは泣く子も黙るThe MG’sのスティーヴ・クロッパーとダック・ダンの二人にはじまり、マット・マーフィーがいるわけです。あかん。土下座しそうだ。そしてホーンセクションにトム・マローン、アラン・ルービン、ルー・マリーニ。そしてドラムにウィリー・ホール、キーボードにマーフィ・ダン。言うなればブラック・ミュージックの究極のコピーバンドですwなにせバックがその当時の面子そのまんまですから。
加えて、この映画、映画用に書き下ろした曲が一曲もないのです。まさにブラック・ミュージックへの愛をふんだんに盛り込んだアホ映画なのです。
ちなみに、「サタデー・ナイト・ライヴ」の「ジョン・ベルーシ・スペシャル」というビデオには、同番組で演奏・パフォーマンスするブルブラが収録されています。これはもう廃盤になってしまって、正式には販売されてませんが、大きなレンタルビデオ屋さんに行けば置いてる可能性は大です。こっちはドラムにスティーヴ・ジョーダン、キーボードにポール・シェファーというこれまたウハウハなメンバーになってます(こちらがオリジナルのメンバー)。このライヴ映像もかなりお薦めです。何と言ってもナマですから。
あと、この映画の監督であるジョン・ランディスについて少し触れておきましょう。かなり変態です。アホです。しかし、ランディス監督の映画にはなかなか強烈な風刺が入っているので好きです。この映画にも少し入ってますね。ケンタッキー・フライド・ムービーやスパイ・ライク・アスにはブルブラ以上に強烈な風刺を利かせてます。どういうなのかは敢えて言いませんw時代背景を考えると、なんとなく想像は出来ると思いますが…^^;まあ、どちらもアホアホB級映画ですけどね(笑)。
何はともあれ、僕のブラック・ミュージックへの登竜門、ブルース・ブラザーズ。あなたも洗脳されてみませんか?w
ほ~~ら、ほ~~~~ら。
2 Comments
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いやぁ。。。限りない愛情を感じますね^^
ホントに好きなんだなぁつてツテさん。もちろん僕も大好きですけど(笑
おけんさん、ども~^^
えぇ、筋金入りです(笑)。もちろんおけんさんの記事に触発されて書きました(爆
しかしあの時代のサタデーナイトライヴは是非とも見て欲しいです~。かなり熱いですよ^^