あの時やっておいてよかったなぁ、と思う事って、何気ないことでもそうでないことでもものすごく多くて。

音楽はもちろんだけど、普段においても本当に多い。共通しているのは、忙しいからとか、その時によく思わないから後回しにしなくてよかったことだ。あの時の選択が、思わぬ形で心の中や自分のあらゆる場所に息づいている。

人生の大事な選択をする時、自分としては無意識にしていたことが「一つ一つ見落としがないようになるべく丁寧に」やること。その結果、色んな方に助けて頂いたり、新たなことに繋がったりする。

そういった積み重ねは、たちまちは自分に返ってくるものだが、時間が経って来るべき時が来た時、自分の一番そばにいる人に返ってくるものでもあることを覚えておかないといけない。自分以外が少しでも関わる時、自分が良ければそれで良いのではなく、そばにいる人がいつか自分の分身的な役割で動いてくれる時、なるべく困らないようにしたいもの。

ごく稀ではあるが、本来あるべき色んな関係を断っている方がいらっしゃる。各々に事情があるのは理解しているつもりであるが、一方で、50代や60代になって断つのと、20代や30代で断つのには大きな違いがある。何が正解かはないことではあるが、各々が本当に後悔しないように進んでいきたいものだ。