ドラマーさち公さんのグッときたツイート。以前彼女の主催するセッションにもたまに顔を出していたので、プレイもお人柄もよく覚えているが、「あー、そこそこ」というツボをよく存じておられる良いドラマーです。

全部の楽器演奏者や制作者に言えるとまでは言わないけど、案外機材のツボにハマって自分の腕を磨くのがおろそかになってる人って多くて。勿論、機材を追求するのもいいけど、一方で、「オンガクすること」にフォーカスするのであれば、限られた環境の中で腕を磨いて、ポテンシャルをきっちり引き出し、アイディア捻出力を磨いたほうが生産的だよなーと思う。機材を言い訳材料にしてる人ってそれを手に入れたらまた言い訳するからねw

やっぱりベーシストということもあって、普段真っ先に目が行くのがドラマーの方。良いドラマーもいっぱいいらっしゃる一方で、ある程度キャリアのある方でもベクトルがぼんやりな方も。特に、ドラムは他の楽器と比べるとコンポーネントが多い上に、一つ一つのポテンシャルを引き出して、パッケージングしていくのはちょっと時間がかかる。体格や叩き方によっても自分に合ってるものとそうでないものがある。自分で叩いてて気持ちよくても、いまいちヌケてこないものもあるので、実はかなり多角的に感じないときっちり判断できない。

だからこそ、さち公さんの仰る「どんな音が出したいか」というのは何より先に頭に鳴ってないといけないと思います。ドラムに限らず、音楽に限らずだよね。