【2017-02-26初版】
【2017-04-14追記・修正】

10有余年間、音楽をお仕事とさせて頂いたなかで、確信を持って言えることを私信的に幾つか書き記しておきます。


メインの仕事でもそうですし、それ以外でも、自分がモットーとしていることや、実際にやってることが本当に好きで好きで仕方がないなら、ジャンルやカテゴリーは関係なく迷いなくやり続けてください。人に何と言われようと。たとえそれがメインの仕事と関係なくても。でもって、突き抜けてください。そして、これは負けない!という武器にしましょう。特に音楽やアートを生業とするなら、それが思わぬ形で活きてきます。どれも続けてきて10年以上経ってからってものが多いかな。


関西でやっていた頃、ある時ふと一緒にやっていた人たちと離れたい、と思って関東に出てきました。当時はこちらに知り合いはほぼいなかった状態。関西時代に一緒にライブをやってた方からは「そっちでライブ誘ってよ」と声をかけて頂いてましたが、僕の本音とやりたいことは全く違うものでした。

程なくして、次の人生に繋がる大きな出来事も何度か経験し、今に至ります。縁を切った・結果的に切れた方も多くいますが、一方で今もつながってる方も多い。必要であれば、どこにいようが何をしてようが、つながりって途絶えないので、そこまで気にかけることではないです。途絶えたってことは、それまでだったってことです。


人から見て、変わってるとみられることの方が多いこともあります。しかし、ご自身がきっちり「ハマった」感覚をもっていれば間違ってないんです。だから僕は次につなげてこれた。人によってやり方も正解も違う。だからこそ、自分の中で「ハマった」感覚を大事にして粛々とやり続けていくしかないんです。

コミュニティの中で、みんながみんな同じやり方をトレースしていたり、ある程度の力でテンプレートを辿っていくというのは、その中にいると気付きにくいけど、とても奇怪なものです。


SNS等でご自分のメソッドを広めるのもいいでしょう。ただ、ほどほどにしておいた方がいい。人によって最適なメソッドは違います。人に教える機会があるなら、ご自分のメソッドを含みつつ、その人に合ったメソッドを一緒に模索するのがいいでしょう。

必要以上に声高にご自分のメソッドを謳う人は、ちょっと距離を置いておきましょう。


「人が良いって言ったから」「あの有名な人のやり方だから」というきっかけで知ることも多いと思います。きっかけとしてはとてもいいんですが、突き詰めると細かいところって実は個々に合ってない部分も多いことも確か。それに気付くのも、それを修正するのもぜんぶあなた自身の責任。雑誌や教本、Webに載ってることが全てじゃない。ある程度から先は、自分で答えを探す部分です。


しばらくやり続けていて、結果も実績もある程度ついてきた頃、何らかの違和感を感じることもあると思います。その違和感はだいたいにおいて正しいです。すぐに対処できなくても、そう感じた時、たとえ抽象的でも書きとめておきましょう。そして、のちに対処できるようになったら動けるようにしておくといいです。仮にそれがそれまで信じていたメソッドに背くことでも、案外次のステップにつながることになることも多いです。あくまでもメソッドはそれ以上でもそれ以下でもないんです。


リミットレスで動くと体と心は壊れます。人間にはそれぞれ許容量があります。あれもこれもやろうとしてもあなたは一人ですので、無理があります。最低一人は、作業を分担できるパートナーを作りましょう。できれば3人いると心強い。わけあって1人で動くという方も、時間の管理はきっちりしましょう。この時間以降は動かない・作らないという決断は、後々の生活を良くします。


良い言葉だけで紡ぐ人や、やたら言葉だけで完結しようとする人には気をつけてください。どういう場面でも、必ず良い面と悪い面があるんです。特に、あなたがその人に対して悪いと直感的に感じた部分に、その人がどうやって対峙しているのかを注意深く観察しましょう。それで人となり、果てはその人との仕事が実りの多いものかが分かります。


ミュージシャンや音楽関係に限ってですが。四六時中SNSに張り付いてポストしている、1ポストの文字数がやたら多い、理屈っぽい、そのうえ流通作品や参加CM・参加作品もほぼないという方。これははっきり言ってインチキな方ばかりです。そんな方のやり方を真似ると怪我します。そういう方々は、ネットの情報ばかり仕入れて本当に自分に合った方法なのかどうかも検証しないまま伝えていっています。ある程度場数を踏んだ方ならば、あからさまにおかしいと感じるので、その感覚を大事にしてください。


思い出したことがあったらまた追記していきます。

Tetsuya Tanaka(田中哲也)

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